
◎理学療法士が独立・開業することについて①
【そうなるまでの経緯】
私は病院に7年ちょっと勤務した後、妻と一緒に法人を立ち上げ、その法人の事業の一つとしてパーソナルトレーニングジムENnexにおけるトレーナー業務を行っています。退職したのが5年ほど前になるかと思います。
病院勤務時代は、どちらかというと熱心に仕事に取り組んでいた方だと思います。休みの日は図書館で1週間分の疑問点を解決するのが習慣でしたし、解剖や実技の勉強会にも積極的に参加していました。仕事をしながら長崎大学大学院の研究生として学んだ後、放送大学の修士課程にも入りました。糖尿病療養指導士や呼吸療法認定士など内科的な資格も取得し、院内の委員会活動でも積極的に動いていました。学生指導にも熱を入れていました。
何にも出来ない自分が嫌で、みんなに認められるような存在になるために頑張っていたのだと思います。カッコイイ存在になりたかったのです。先日のトライアスロンの記事でも書きましたが、承認欲求に飢えていました。
ですが、いつ頃からか、だんだんとその熱が冷めていきました。いろいろと理学療法士の世界に疑念を感じてきたからです。
私を悩ませ始めた点として
・患者の満足度=部署内での評価となるべきだがそうではない
・臨床も勉強もだんだん研究発表や論文投稿が目的になってくる
・業務内容や勉強の量に対し給料が安く将来性がない
・患者が望まないリハビリや、進行性疾患に対するリハビリの虚しさ
・偉そうにしている上司のパワハラ、そしてお粗末なガバナンス
ざっとこんな感じです。
一生懸命前向きに努力してきましたが、途中から、理学療法士の世界はどこへ向かっていくのだろう?と思い始めました。
臨床で評価されるのは成果ではなく稼いだ単位数。論文ばっかり読んでエビデンスがどうのこうの言ってる割に、患者に良いアプローチが出来ていない上司。データをとることや発表してポイントを稼ぐことばかり考えながら患者に接する仲間。そしてそうでもしないと認めてもらえない風潮。30歳で年収400万とかこの先大丈夫なのか。求められてもいないものを提供する時の詐欺師感。上司のパワハラは退職する以外に逃れる方法が見当たらない無理ゲ―感。
この世界に長居するよりも、もっと自由に働こう。
辞めるのもったいないよ、とかいう仲間もいましたが、これまでにかかったお金や苦労は考えず、これからの人生をより良くしようと考えました。
辞めようと思った当時、私は結婚したばかりで妻のお中には双子の赤ちゃんがいました。それでも辞めたかったです。妻や妻の両親が背中を押してくれて本当に良かったです。
今はそういったストレスがなく、トレーナーとして楽しく仕事が出来ています^^辞めて大正解。辞めさせてくれた家族の皆さんありがとうございます。
今日はこの辺にして、明日は、辞めてから気づいた理学療法士が持っている素晴らしい能力のことや、辞める前にやっておいた方が良いというアドバイスを体験談を交えながら書いてみようと思います!それではまた^^
《店舗情報》 ◎住 所 〒851-0126 長崎県長崎市芒塚町239-3
◎営業時間 【ジム】6:30〜20:00 【カフェ】 11:00〜15:00 ※駐車場有り
◎定休日 日曜日、第1・3月曜日
理学療法士が独立・開業することについて①
【そうなるまでの経緯】
私は病院に7年ちょっと勤務した後、妻と一緒に法人を立ち上げ、その法人の事業の一つとしてパーソナルトレーニングジムENnexにおけるトレーナー業務を行っています。退職したのが5年ほど前になるかと思います。
病院勤務時代は、どちらかというと熱心に仕事に取り組んでいた方だと思います。休みの日は図書館で1週間分の疑問点を解決するのが習慣でしたし、解剖や実技の勉強会にも積極的に参加していました。仕事をしながら長崎大学大学院の研究生として学んだ後、放送大学の修士課程にも入りました。糖尿病療養指導士や呼吸療法認定士など内科的な資格も取得し、院内の委員会活動でも積極的に動いていました。学生指導にも熱を入れていました。
何にも出来ない自分が嫌で、みんなに認められるような存在になるために頑張っていたのだと思います。カッコイイ存在になりたかったのです。先日のトライアスロンの記事でも書きましたが、承認欲求に飢えていました。
ですが、いつ頃からか、だんだんとその熱が冷めていきました。いろいろと理学療法士の世界に疑念を感じてきたからです。
私を悩ませ始めた点として
・患者の満足度=部署内での評価となるべきだがそうではない
・臨床も勉強もだんだん研究発表や論文投稿が目的になってくる
・業務内容や勉強の量に対し給料が安く将来性がない
・患者が望まないリハビリや、進行性疾患に対するリハビリの虚しさ
・偉そうにしている上司のパワハラ、そしてお粗末なガバナンス
ざっとこんな感じです。
一生懸命前向きに努力してきましたが、途中から、理学療法士の世界はどこへ向かっていくのだろう?と思い始めました。
臨床で評価されるのは成果ではなく稼いだ単位数。論文ばっかり読んでエビデンスがどうのこうの言ってる割に、患者に良いアプローチが出来ていない上司。データをとることや発表してポイントを稼ぐことばかり考えながら患者に接する仲間。そしてそうでもしないと認めてもらえない風潮。30歳で年収400万とかこの先大丈夫なのか。求められてもいないものを提供する時の詐欺師感。上司のパワハラは退職する以外に逃れる方法が見当たらない無理ゲ―感。
辞めるのはもったいないよ、とかいう仲間もいましたが、これまでにかかったお金は考えず、これからの人生をより良くしようと考えました。
辞めようと思った当時、私は結婚したばかりで妻のお中には双子の赤ちゃんがいました。それでも辞めたかったです。妻や妻の両親が背中を押してくれて本当に良かったです。
今はそういったストレスがなく、トレーナーとして楽しく仕事が出来ています^^辞めて大正解。辞めさせてくれた家族の皆さんありがとうございます。
今日はこの辺にして、明日は、辞めてから気づいた理学療法士が持っている素晴らしい能力のことや、辞める前にやっておいた方が良いというアドバイスを体験談を交えながら書いてみようと思います!それではまた^^
《店舗情報》
◎住 所
〒851-0126 長崎県長崎市芒塚町239−3
◎営業時間
【ジ ム】 6:30〜20:00
【カフェ】11:00〜15:00
※駐車場有り
◎定休日/日曜日、第1・3月曜日